9月に入りましたが暑さは一向に衰える気配がなく、まだまだ盛夏といった感じです。今週の平日に、久しぶりに神戸ポートピアホテルのエグゼクティブラウンジを楽しんできました。
チェックイン&ウェルカムティーサービス

神戸ポートピアホテルの外観には、他のホテルではあまり見ることのない特徴があります。豪華客船をイメージして建てられたという楕円形の優美なフォルムは、今回お世話になるエグゼクティブフロア「オーバルクラブ(OVAL CLUB)」の名称の由来となっています。
三宮からシャトルバスに乗って、ホテルに着いたのが14:40頃でした。チェックインは15:00からですが、ご厚意でチェックインさせていただくことになりました。

26階のオーバルクラブに案内していただき、ウェルカムティーと小菓子をいただきながらチェックインを済ませます。
ウェルカムティーと小菓子は月替わりで旬のものがセレクトされ、9月は、アップルとストロベリーがブレンドされたフレーバーティー「ロイヤルストロベリー」と、フランス産マロンペーストを使った香り高い「マロンのマカロン」でした。

チェックインが終わると、そのままの流れでティータイムとなります。ティータイムの利用時間は11:00~16:30で、スイーツと飲み物を自由に楽しむことができます。
いつものことながら正式な名前は覚えていませんが、濃厚なチョコレートケーキと風味の良い黒豆のケーキ、抹茶のおはぎやバウムクーヘンなど、どれも上質な味わいがあり、大変おいしかったです。

ティータイムでは、抹茶を自分で点てる体験ができる専用コーナーが用意されています。抹茶の点て方が写真付きで説明されていますので、初めての方でも安心です。

早速私も説明書きの手順に従って、抹茶を点ててみました。泡が小さくなるまで茶筅(ちゃせん)を前後に素早く振るのがコツのようです。
先ほどとは少し趣向を変え、和風のケーキやおまんじゅうをとってきて、できあがった抹茶を楽しみました(黒豆のケーキの代わりに抹茶のケーキが追加されていました)。
抹茶のお味はというと・・・、今後の精進に期待といったところですが、抹茶体験そのものが意外と楽しく、次に来るときも抹茶を点ててしまいそうです。
部屋でくつろぐ

ティータイムを1時間ほど楽しんだ後、27階の部屋に入りました。チェックインをしている間に、ホテルのスタッフの方が手荷物を部屋に運んでくれていました。

17:00から始まるアペリティフタイムまで部屋で過ごします。

窓から景色が一望できますので、部屋にいるときはこのソファで過ごすことが多かったです。

部屋の正面の景色です。海側の部屋でしたので、遠くに神戸空港が見えます。
アペリティフタイム

アペリティフタイムの利用時間は、17:00~19:30(ラストオーダーは19:00)となっています。日替わりオードブルやお酒を楽しむことができます。
まずは、スパークリングワイン、ナッツ類、ドライフルーツ、チーズ、クラッカー、ウォルドーフサラダ、ローストビーフ、野菜スティックをとってきました。
オーバルクラブは山側にあるため、神戸の街並みが一望できます。日が暮れると1,000万ドルの夜景も楽しめそうです。

今回、私が特に気に入った3品で、何度もおかわりをしました。
手前のローストビーフはとても柔らかく、掛かっているソースとの相性も抜群で、最近食べたローストビーフの中では1番おいしかったです。
左側のウォルドーフサラダは、最初は何かわからないまま食べたのですが、とにかくおいしかったです。あまりのおいしさに、わざわざ品名を確認しに行き、テーブルに戻ってスマホで検索したほどです。
ローストビーフもものすごくおいしかったのですが、これまでウォルドーフサラダなるものを知らなかったので、その衝撃の大きさではウォルドーフサラダに軍配が上がります。
野菜スティックは普段からよく食べるのですが、ローストビーフとウォルドーフサラダの合間に食べるつなぎ役として適任でした。

少し顔が紅潮してきましたので、酔い覚ましのためにソフトドリンク(ジンジャーエール)をいただきます。

アペリティフタイムの推しの一つが、オーバルクラブのスタッフの方が作るオリジナルカクテルです。
ジントニックやモスコミュールのような一般的なカクテルももちろん注文できますが、今回は、オーバルクラブオリジナルカクテルの「KOBE SUNSET」をいただきました。
甘さの中にもスッキリとした味わいがあり、お酒がそんなに強くない私でもおいしくいただけました。また、見た目がとても綺麗で、この色合いはクラブラウンジから見える夕刻時の景色の移ろいを表現したものだそうです。

これは「シャーリーテンプル」というモクテル(ノンアルコールカクテル)で、スタッフの方に飲みやすいものをお聞きしたら、これを勧めてくれました。
ザクロシロップとジンジャーエールがベースとなっていて、そこにレモンの酸味が加わった甘酸っぱい味わいでした。ジンジャーエールが好きな私にとってはベストな飲み物で、大変おいしくいただきました。
窓の景色が夕方から夜へと変わりつつあり、この後には夜景となります。私の撮影技術の問題から、夜景を写真に収めることができませんでしたが、1,000万ドルと称される夜景はとても素晴らしいものでした。
朝食ブッフェ

7:00から始まる朝食も、26階のオーバルクラブでいただきます。利用時間は7:00~10:00となっています。
ごろっとした牛肉が入っている神戸ビーフシチュー、丹波のジビエを使ったソーセージやハムなど、上質な朝食が用意されています。もちろんおいしいです。
しかし、なんといってもここの売りは、朝から焼き上げた豊富なパンだと思っています。特に画像中央にある4種類の甘い系のパンが絶品で、おそらく3~4回はおかわりしたと思います。
どちらかというと、朝食では、甘い系のパンよりも、カレーパンや食パンにハム・チーズを載せたおかず系のパンの方をよく食べる私としては異例のことです。それぐらいおいしかったです。

洋食を充分堪能しましたので、ここで和食に切り替えます。
とってきたのは、味噌汁、だし巻き卵、西京焼き、お漬け物、湯葉とろ、豆腐、それに私オリジナルの「明太子しらす丼」です。
この「明太子しらす丼」を気に入ってしまったため、朝食ブッフェで常食としている「おかゆ」をいただくことができませんでしたが、満足のいくいい朝食でした。

いつもなら、和食の後はコーヒーなどの飲み物で締めくくるのですが、また、和食から洋食にかえってきました。お気に入りの4種類の甘い系のパンとカフェラテです。
昨日、エグゼクティブラウンジであれだけ食べて飲んだので、朝食に影響すると思っていましたが、まだおなかが残っています(まだ食べられるという意味です)。今日の私は絶好調です!

ようやく、カプチーノで最後の締めをしました。大満足です。ごちそうさまでした。
チェックアウト後のティータイム

11:00のチェックアウトもオーバルクラブでします。そのタイミングで、11:00からティータイムがまた始まりますので、少しいただくことにします。
昨日のティータイムメニューとほとんど同じ内容でしたが、新たに羊羹(ようかん)が出されていました。

最後に、もう一度抹茶体験を楽しみました(泡が小さくなるまでシャカシャカと混ぜるのがなぜかおもしろい)。次に来るときに抹茶を点ててしまいそうと思っていましたが、早くもその機会が訪れました。
チェックアウト後にティータイムを利用できるホテルは、あまりないと思います。スタッフの皆さんの対応も親切丁寧で、チェッククインからチェックアウト後まで、至れり尽くせりのおもてなし(Hospitality)でした。